第2回北川村フィールドワーク

2012年08月18日 20:25


8月4日、二度目の北川村フィールドワークが行われました。
私事ですが、インターンシップなどでばたばたしていて記事を書くのが遅くなってしまいました…。

更新が二週間後になってしまって申し訳ないです。
でもとても実りのある経験をさせていただいたので、筋肉痛もへっちゃらです。

では今回のフィールドワークについて。

 

 

写真はこのフィールドワークで大変お世話になっている観光協会の松本さんに連れて行ってもらったダムです。
この日は雨が降ったこともあり蒸し暑かったのですが、ダムに近づくにつれ涼しい空気に包まれました。

 


松本さんはこのダムへ続く道がお気に入りのようです。
確かにどこか非日常な世界に連れて行ってくれそうな雰囲気で、とてもわくわくしました。

森を見ながら「ジブリっぽくない!?」とはしゃいでいたのは気のせいです。
こんな素敵な場所を教えて頂き、ありがとうございました!


**

さて今回は森林鉄道のお話、それから林業についてでした。
その中で、「観光客誘致のためになにかアイデアはないか」と言われ、インターンシップ中も手の空いたときにぼんやり考えていました。
以下、現実的なこと(予算とか経営とか予算とか予算とか)をまるっと無視した観光客誘致のためのアイデアをつらつらと書かせていただきます。


その1:森林鉄道センター(博物館)
森林鉄道を回るコースの中で、北部はポイントとポイントの間に少し距離があるという話をお聞きしました。
そこで、その北部に森林鉄道に関する情報を集めた建物があればどうだろうと考えました。
ちょうど森林鉄道の中間地点ということもあり、観光客は休憩しながら、今まで見てきた遺産の振り返り、これから向かう遺産の予習ができます。
更にそこに土産物を販売するコーナーを設けてもいいと思います。
また、森林鉄道の紹介コーナー(展示室)は広めにとり、部屋の中をぐるっと回ることで森林鉄道について学べるように配置。
中央のスペースにはソファを置き、北川村・森林鉄道に関連するパンフレットなどを置いて休憩がてら読んでもらえるように仕掛けます。
建物はこの博物館を建てるために切り出した木で建築。
木材を使って何かを作る体験教室を行えるような広めの図工室があるといい。
子供たち向けに間伐体験を行い、またその木を使っての工作教室などどうでしょうか。
観光客が多く見込める夏休み、親は森林鉄道で歴史を感じ、子供は自然とふれあい夏休みの課題(図画工作)ができます。
屋外には森林鉄道で使われていたトロッコなどを再現し、実際に乗ることができるようにして子供たちの遊び場に。
更に子供向けのアスレチック・遊具などがあると親子連れでも森林鉄道ツアーに参加しやすくなるのではないでしょうか。

というよりもこのセンターを中心とした親子・子供向けのプログラムを用意して長期休暇中の観光客誘致に繋げられるのでは、と考えています。

その2:道路
バスで移動しながら、道が狭く自分で運転するのは怖いなあと考えていました。
若い人にも来てほしい、ということでしたが、行き違いが難しくカーブの多い山道を運転するのは大変だと感じました。
若い人はツアーなどよりも自分たちで企画して自分たちで行動することが多い印象を受けるので、尚更です。
しかしあれ以上道路の幅を広くするのも綺麗にするのも現実的に難しいと思います。
ということで。
せっかく道路の下には綺麗な川が広がっているのですから、川がよく見えるように道路の川側の木を少し伐採してはどうでしょうか。
綺麗な川や自然に心癒されながら運転できれば、あの狭い山道も苦ではなくなるかもしれません。

その3:道の駅的な施設
そういえば北川村には道の駅がありません…よね?
道の駅でなくても、それに類似した地場産品・土産物を取り扱う施設があればいいなあと思いました。
自慢の柚子・柚子の加工品を販売したり、経営としては難しいと言われましたが木の工芸品を作って販売したり。
観光客が「何か手土産を」と思った時に土産物を買えるのがモネの庭くらいしかないというのは寂しくないでしょうか。

その4:隠れ家的なカフェ
最近、郊外の隠れ家チックなカフェが人気のようです。
よくブログで安芸の○○に行った、梼原の○○に、など見かけます。
いずれも個人経営で、ブログや友人からの口コミで人気があるようです。
おそらく郊外、それもわりと山の中だったり街中でもただの民家にしか見えなかったりと「発見できた」喜びがあるからではないでしょうか。
また、郊外の自然に触れることで気分をリフレッシュさせているのでしょう。
高知市内の人でも、わざわざ車を飛ばして訪れるほどの魅力があるのです。
それにあやかって、北川村にも隠れ家的なカフェを作ってみてはいかがでしょうか。
メインはもちろん柚子。
柚子を使ったスイーツ、柚子茶などなど。
もちろん味が美味しくなければお客さんは来ませんし、カフェの周辺環境にも気を配らばければなりませんが…。
しかし女性は大体隠れ家カフェが好きです。甘いものがつけば尚更気になります。
北川村には食事処があるという印象もないですし、そうすると観光客も少し行きづらいです。

手軽に食事ができる場所が何か所かあればありがたいなあと感じていました。
考えてみる価値はあるのではないでしょうか。



…ということで、観光客目線で、「観光に来た時にこんなものがあったらいいのになあ」というものをつらつらと書かせていただきました。
現実的には難しいでしょうが、こういったものがあれば若い観光客も来やすくなるのではないでしょうか。


3回生 野口